【こんな症例も治りますシリーズ 370】 わんちゃんの尿石症 も的確な治療で治します。

膀胱内には、色々な膀胱結石が出来ます。 このシュウ酸カルシウムは、食事療法では治らない病気です。 再発予防は出来る可能性が高い病気ですので、早めの予防対策を学ばれて下さい。

 

参照サイト:

https://bit.ly/2CstiEv

 

 

イヌ 13歳4ヵ月 オス(去勢手術済み)

【 何度も頻回におしっこをする。血尿 】というワンちゃんです。

 

■ レントゲンと尿検査をしてみると、膀胱内に7mm大の結石があることが分かりました。

 

■ 石が食事療法で溶解できないタイプの物のため、後日、膀胱切開をして結石を取り出しました。

 

 

■■ 尿石が出来る時は2パターン考えられます。

 

■ 1つは、腎臓が悪くなった結果、カルシウムとリンのバランスが崩れ、石が出来てしまう場合です。

 

■ もう1つは、腎臓に問題はないが、体質的に石が出来てしまう場合です。

 

 

■ 血液検査上で腎臓の指標になるものは、主に【クレアチニン(Cre)】です。

 

■ しかし、クレアチニンは腎臓の70%以上が障害を受けた時に初めて上昇してくるものなので、腎臓の異変に早期に気付いてあげられないことがあります。

 

■ 当院では、腎臓が40%ダメージを受けた際に上昇してくる腎機能マーカーを、動物さんの負担なく【院内】で測定するシステムを導入しています。 既存の検査よりも早期に腎臓病を検出するきっかけとなる画期的な腎機能検査であり、腎臓病への早期介入と効果的な管理をサポートすることが出来ます。

 

 

■ 腎臓は悪くなると、良くなることのない臓器です。

早期に動物さんの異変に気付き、早期に治療を開始することが、長期的視野で考えた時に動物さんの負担が一番少ないですので、定期的に測定する事をオススメします(=^・^=)

 

 

獣医師 新美綾乃

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